【大学院に行くなら取っておきたい】卒論発表会で賞を取るコツ

卒論、中間発表等、文理問わず学部の四年生はこれから待ち受けている試験。研究室やゼミに配属され、研究をまとめた成果を発表する試験です。

この試験は発表を得点づけて学科内の順位を算出します。そして、卒論発表会で好成績を修めた学生は表彰されます。(1位から3位が対象である場合が多い)

この賞に対して、僕の周りにいた多くの学生は口を揃えてこのようなことを言ってました。

A
卒業さえできればいいから、発表会なんかどうでもいい~^^

はい、そこのあなた大きな間違いを犯しています。卒業論文発表会は間違いなく賞を狙いに行ったほうがいいです。今日の記事ではその理由について深堀するとともに賞を取るコツについて説明します。

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卒論発表会がなぜ大切!?

卒業発表会で賞を取りに行くべき理由としては就活や転職に有利になるからです。

卒業論文の時期から学部生にはあまり関係がありませんが、大学院生に関しては卒論発表会は就活において、大きなアドバンテージになるからです。

大学院生の就活において、大切なのは研究力です。その研究力をアピールする際にどっちのアピールがいいでしょうか?

A
はい、私のアピールポイントは研究力です。私の研究成果は、卒論発表会にて優秀発表賞をいただきました。このように、私は高い研究能力を持っていると自負しております。
A
僕のアピールポイントは研究力です。すごいアルゴリズム使って~~

はい、どっちがいいですかね?アルゴリズム云々言われてもよくわかりません。一方で、研究力を賞で証明したことはわかりやすいですよね。研究能力は大学がある程度保証しています。と言っているようなものです。

このように、賞を持っていると大学院生は有利に就活を進めることができます。

A

でもさ~卒業論文じゃなくても学会なんかたくさんあるし、そこは本気出さなくてもよくない?

3lonco

はい。学会はもちろんありますが、実は学会より卒業論文発表会で賞を取ったほうがいい理由が二つあります

卒業論文発表会は賞がとりやすい

卒業論文発表会は非常に賞が取りやすいです。

まず、本気で発表会に取り掛かる人数は多くても学科内の20%程度しかいません。例えば、同じ学科内に100人生徒がいたとしても実際に競争する相手は20人程度。その中で3位以内を狙えばいいだけの話です。

一方で、学会はある程度全員がしっかりと準備をし臨んできます。さらに学会のレベルにもよりますが、あなたより遥かに高学歴で優秀な相手もくるわけです。そんな激しい競争の中で賞を狙うのはあまり賢くないと言えます。

M1の大学院生は就活がある

これから大学院生になり、学会に参加する機会も増えてくると思います。しかし、学部四年生から研究を始めて一年の間に学会へ参加する人は少ないです。基本的には大学一年生の秋あたりに初めて学会発表される方がいらっしゃるのではないでしょうか?

仮にここで賞を狙うのもいいのかもしれませんが、一つ問題あります。

M1の夏のインターンシップに間に合いません。夏のインターンシップは就活同様に面接があります。そこで賞を取ったことをアピールできれば・・・もう、ここまできたら言わずもがなといった感じですよね。

さらに、研究が上手くいかず学会発表がM2の秋や修論発表が終わった後に学会に行くことも全く珍しくありません。

何にもぶら下げずに就活に臨むつもりですか?あなたの研究能力をどうやって客観的に証明しますか?

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賞を取るコツ

先ほど、研究力が云々の話をしました。卒論発表会は研究能力も大切ですが、それよりももっと大切なことがあります。

それは、教授陣の先入観です。

正直に申しますと、卒業論文発表会は今までの学業の成績が高い生徒が受賞されがちです。なぜなら、先生は全部のプレゼンに対して耳を傾けて集中して聞くことができないため、話を聞かずとりあえず成績の良い生徒に高い点数を上げがちです。

A

は?俺の研究内容もちゃんと聞けよ!!!!

3lonco

無理です

例えば、僕の大学では学科内の生徒60人が10分で質問時間5分の合計15分で研究内容を説明します。すなわち、合計で60人×15分=900分=15時間さすがに15時間は長いので、二日間に分けて、8時間×2日間の間、先生方はプレゼンを聞くことになります。

はい、どんな人間でも8時間の話を二日連続で聞き続けることはできません。

A

え、でも俺成績あんまり高くなかったし、もう賞を狙うのは無理ってこと???

3lonco

まだあきらめるのは早い。

実は、成績が悪くても何とかなる方法があります。それは、優秀な学生が入るゼミや研究室に入るのです。

皆さんの大学にも、一つや二つあると思います。

A

○研はまじでブラック。ずっと研究してるよ

こんな風に言われている研究室は噂の通りずっと研究をしています。コアタイムが厳しく、人間の心を捨てた先輩方。そんな方たちに囲まれ流れ研究をすれば、就活ばっかりしていた周りと研究の差が出ます。

加えて、これだけ噂が立つ研究室であれば、他の先生方はなおさら理解しています。

A

○○研の学生か・・・まぁ、内容は聞かなくても研究頑張っているだろうし、これぐらいの点数だろ(90点)

僕の体験談から、賞を取っているのは優秀な生徒か厳しい研究室にいる生徒がほとんどを占めていました。プレゼンの技術云々もとても大切ですが、このように理不尽なバイアスが大きくかかっていることを学部生は理解してください。

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まとめ

卒論発表会は学会に比べ比較的賞が取りやすい理由を述べたと共に、コツを教えました。ぶっちゃけ実力より今までの行いが評価されがちな卒論発表会。理不尽で理解できないのはわかりますが、頑張りましょう。

【大学院に行くなら取っておきたい】卒論発表会で賞を取るコツ

2019.05.30

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