高校生の皆さんはそろそろ進路が決まり始めているところではないでしょうか?
今日は浪人について記事にしました。
浪人をするなとタイトルで書きましたが、全員が一概に当てはまるわけではありません。
そのため、初めに浪人のタイプについて分類します。
そして、そのタイプの中で浪人してはいけないタイプを選び、その理由についてお話しします。
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Contents
浪人
浪人する学生には様々な理由で浪人を始めます。
学部に拘る
医学部、薬学部など大学に行かないと、その職業に従事するための資格が取れない場合がありますよね。
このように、自分が将来やりたい仕事が決まっていて、それを叶えるために特定の学部に行く必要がある場合はぜひ浪人して頑張りましょう。
キャンパスの場所に拘る
地元で実家から通える場所にキャンパスがあったりと、家庭の事情も絡んでくる方もいますよね。これはしょうがないことだと思います。
様々な理由があるので、一概には言えませんが、このような方も浪人するべきかもしれません。
国公立に拘る
理系であれば、私立の授業料は年間150万円、国公立であれば授業料は年間50万円です。4年間通えば400万円の差。
加えて、大学院に行けば600万円の差が生じます。お金の工面の都合から、浪人してでも国公立に行くには十分に合理的な判断と言えます。
また、理系の場合は国公立は実験環境が非常に優れているため、私立に比べて実験を通して様々な事を学べる機会が多いです。
この理由も十分に浪人するに値すると思います。
大学名に拘る
このパターンの浪人は絶対にしてはいけません。
世間の評価、将来への学歴に関する心配など、色々考えることはあると思います。
高校三年生の僕は大学名への拘りが大きくありました。
僕も国公立前期試験は落ちて、偏差値的がワンランク下の大学に国公立後期試験で合格しました。この時僕が感じたことは

と世間体ばかりを気にし、ひどい学歴コンプレックスに陥ってました。
そして、学歴コンプレックスが原因で浪人をしたいと親や周りの大人に告げたところ

お前は浪人しても意味ない。学歴で仕事はできない。
と強く言われ、最終的には浪人をせず、後期で受かった国公立大学に入学をしました。
今思えば、浪人をしないで成功だったと思います。就活に関しては東証一部企業にも内定を複数頂けました。
結局、大学生活は大学名ではなく過ごし方で今後大きく変わると思います。
では、まず浪人してはいけない理由を述べた後に、学歴コンプレックスの対処法についてお話しします。
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大学名で浪人してはいけない3つの理由
浪人は大きな金銭的コストとリスク
一年間を無駄にすることは、非常に大きなコストです。
なぜなら、単純に就業年数が一年間減るためです。
仮に平均年収700万円の企業に就職すれば、一年間働く年数があれば700万円の機会損失です。
加えて、予備校に行けば授業料は100万円程度かかります。
つまり、合計で一年間浪人をするだけで800万円の損失が生じます。
貴方はワンランク上の大学に行っただけで、800万円以上のマネタイズができますか?
僕には難しいと思います。
それに仮に浪人に失敗してみてください。 あなたは800万円をごみ箱に捨てたようなものです。
これでもまだ大学名に拘りますか?
若さの価値は非常に高い
金銭的コストだけではありません。
18才から30代までの時間の価値は非常に高いです。
若いだけで、どんなことに挑戦しても周りの大人は非難しません。むしろ応援してくれる方がたくさんいます。
体力も無限大です。色々なことに挑戦できるのは若い時だけです。そのような貴重な時間を一年間余分に受験勉強に捧げるのは非常にもったいない行動だと思います。
学歴コンプレックスの人は成績が伸びない
そもそも、学歴コンプレックスが原因で浪人する人の多くは成績が伸びません。
その理由は何でしょうか? 僕はモチベーションに理由があると思います。
大学名に拘って入る方は卒業後に何がしたいか非常に抽象的な傾向にあると感じます。
あるとしても

大企業、銀行、証券会社に入る
の様にとても漠然とした考えの方が多いです。
これは高校生ではしょうがないことだと思います。
実際に僕も部活に打ち込んでいて、将来やりたいことが定まっていませんでした。
周りの友達に聞いても、やりたいことは特になく、とりあえず高学歴になりたいという考えの人が多かったです。
しかし、この将来への具体的な意識像が勉強へのモチベーションに繋がります。

上の図は将来やりたいことが決まって学歴コンプレックスと医学部に入りたい人のモチベーションを示しています。
学歴コンプレックスの人は将来やりたいことも決まっていないため、卒業後のなりたい自分が見えておらず、モチベーションが低い傾向にあります。
一方で将来就きたい仕事が決まっていて、特定の学部に入りたい学生はどうでしょうか?
将来、自分が白衣を着て、命を助けている自分が頭の中に浮かんでいるでしょう。このような強い気持ちが、彼の勉強へのモチベーションを高めるのです。
あなたは学生コンプレックスだけの弱い気持ちで勉強が続けられますか?
本気で夢をかなえたいと思っている受験生と戦えますか?僕はそれはとても厳しいと思います。
そして、データがそれを証明しています。浪人生のほとんどは現役時に比べて成績も伸びていません。
僕はこの原因にはついて、浪人生の多くが学歴コンプレックスが理由で浪人しているためだと考えます。
学歴コンプレックスの浪人生は自分の将来像がぼんやりしているため、勉強に対してのモチベーションが低く、勉強する姿勢に繋がってないと思います。
学歴コンプレックスの皆さま、ぜひ浪人する前にもう一度考えてください。
本当にその気持ちだけで一年間頑張れますか?
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学歴コンプレックスは消える
- 金銭的なコスト
- 若さの価値
- 成績が伸びない
以上3つの理由から、学歴コンプレックスのために浪人はしてはいけないと述べました。

でも心に残った学歴コンプレックスはどうすればいいんだよ
はっきりと述べます。学歴コンプレックスは自然と消えます。
僕自身も入学当初は学歴コンプレックスを感じていました。恥ずかしいことに入学当時は

俺は後期でこの大学に入ったんだよね。本当はもっと頭がいいんだよね。
と学歴コンプレックスを拗らせて、周りにこのようなことを吹いていました。
こんな酷いことを言ったにもかかわらず、今でも友達でいてくれる皆には感謝の気持ちしかありません。
何時からでしょうか?アルバイトや研究に夢中になった時から、自然と学歴に対してのコンプレックスは消滅していました。
大学に入れば、皆さんも何かしら夢中になれることが見つかり、学歴に対して何かを思うことは少なくなるはずです。
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まとめ
今回の記事では、学歴コンプレックスのために浪人するべきでない理由を説明しました。
人生は学歴だけで全てが決まる訳はありません。
僕も高校三年生の時はそのように思っていました。
しかし学歴が低くても大企業から複数内定も貰えましたし、一年間留学もできました。
この記事が皆さんの進路の参考になれば幸いです。
この大学は世間一般では評価の低い大学だよな。この大学では大企業にも行けないだろうな。それに学歴でバカにされるのだろうな。