皆さん、こんにちは! 大学院の内部進学のメリットについてお話ししたいと思います。
私は、大学院を決めるにあたって、自分の通っている大学か外部の大学に行くか非常に悩みました。
結論として、内部の大学院に進みました。 今日の記事では何故私が内部の大学院に進学した4つの理由を説明します。
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大学院試験
大学院の外部試験は対策が必要です。
理系の場合は、まず外部の大学院の教授の元に事前に行ってアポイントメントを取り必要があります。これも必ずしも行けば、研究室所属の許可が得られるわけではなく多くの場合で外部の大学院の教授と個人的な面接があります。
そこでは、その研究室を選んだ理由を述べるためにある程度その研究室の研究を調査する必要があり、非常に準備に時間がかかります。
次に、外部試験の準備も行う必要があります。これも内部生に比べて外部生は大きなディスアドバンテージがあります。まず、内部の学生は試験の内容が学部時代の授業で学んだ問題が多く出題されます。
加えて、大学院の先輩から過去問などの対策のアドバイスを受けるなどしているため、非常に試験に有利です。

一方で内部の学生は、上記の二つの問題がないために、外部の学生に比べて優位に試験に臨めます。
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研究の継続による就活での優位性
研究を始めるにあたって、関連研究の調査が必要です。これは研究のタイトルにもよりますが、内容を理解するために三カ月から半年ほど準備を要します。
そして、半年で研究をして大学院の一年生の初めには小さな学会で発表をします。
また半年ほど研究を進めて成果が出れば、もう一回学会に出る。素晴らしい学生は論文に投稿などをします。
一方で外部の学生は大学院に入ってから違う研究をスタートします。仮に関連研究の調査に半年かかったら、大学院一年の半年で研究を行います。
これが大きな問題です。皆さん、大学院の3月から7月にかけてどのようなイベントがあるか覚えていますか。そう、
就活
です。一般的に、大学院の就活で問われる内容は研究です。
外部の大学院にいっても、半年しか研究ができないために成果が非常に少なく、就活とスケジュールが被るために、学会に一度も出れないで就活に臨む可能性は大きくあります。
そのような状況で就活に臨むと何が起きるか?

こう思うのはごく自然のことです。半年しか研究をしておらず、深い考察していなければ、発表経験もない大学院生の評価は低いです。
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お金
外部の大学院に進むと多くの費用が発生します。
テキスト代、試験にかかる交通費、引っ越し、時間だけでなく多くのお金が必要です。
試験の準備で忙しいために、アルバイトも行うことができないのでお金の用意も大変で、親を頼らざるを得ません。
実際に僕は、筑波大学、奈良先端科学技術大の2つの大学に足を運びました。
しかし、一回の交通費に2万円から3万円で合計5万円と非常に家計の負担となったのを今でも覚えています。

そのまま、内部の大学院に進学してしまえば、他の大学に行く必要もないので交通費もかからなければ引っ越しの費用も掛かりません。
研究仲間
これが一番の大きな要因になると思います。内部の学生は学部生の時からお互いに顔なじみです。そのために、研究室に入る前から親交があり、距離が近いです。
加えて、研究室に配属されてから一年の間にゼミや卒論などの苦行を共に乗り越えることで、親密さはどんどんと深まっていきます。大学院一年生の時には、先輩や後輩も含め団結した輪が形成されます。
一方で、学部の時も知らず、その中に外部からぽつんと一人その輪に投げ出された時のことを考えてみてください。虐められはしないでしょうが、
孤立しません?
周りが飲み会で

卒論時は俺たちは徹夜して頑張ったよな。お前が実験ミスってさ~www
と過去の思い出話に浸っている中あなたはそれを黙って聞いている他にないのです。このように、研究室に配属された後も、研究だけでなく人間関係で悩む確率も十分に考えられます。
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まとめ
内部進学のメリットについてまとめました。
一つ目のメリットは大学院試験が簡単。
2つ目に研究を継続して進めることができる。
3つ目にお金がかからない。
4つ目に人間関係
の4つです。この記事が、皆さんの大学院選択の参考になれば幸いです。
面接に関しても、内部の学生に関しては忖度があるかもしれませんね。