おっす!今日はQC検定二級の用語問題集について解説します。
用語問題とはいったい何ぞやと思う方は上の記事で確認できますが、ここでも簡単に説明させていただきます。この記事では、以下のテキストに沿って話していきます。
用語問題とはテキストで説明されている以下の8個の項目からなるものです。
- QC的ものの見方・考え方
- 品質の概念
- 管理の方法
- 品質保証
- 品質経営の要素
- 論理・社会的責任
- 品質管理周辺の実践活動
- 新QC七つ道具
これらは勉強しても必ず点数が取れるわけでもなく、逆に勉強しなくても点数が取れる項目となります。
加えて、言葉の穴埋め問題です。具体的な言葉の定義を暗記せず、なんとなく言葉の意味を覚えていれば解ける内容となっています。
つまり、短い時間で、合格だけを目的にしてるのであれば
最低限学んでおけば良い部分
です。QC検定を通して実践的なスキルを身に着けたい方はしっかりと勉強して活かしてください。では、それぞれの項目において何を抑えておけばよいのかお話しします。
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Contents
用語問題
QC的ものの見方・考え方
ここは何も覚えなくていいです。飛ばしてください。再発防止、未然防止、見える化のどれかは必ずといっていいほど出題されます。しかし、穴埋め問題のため、普通に義務教育まで出た人間であれば、消去法で必ず正解に導けます。
品質の概念
ここは簡単に暗記しておく項目があります。
一つ目に、あたりまえ品質、魅力的品質、一元的品質、無関心品質、逆品質要素の5つです。そこまで難しい内容ではなく、一度勉強すればすぐに覚えられる内容ですので、しっかりと覚えておきましょう。
二つ目はねらいの品質とできばえの品質。これら二つの違いについて問う設問が多く出題されます。結構曲者な問題ですが、しっかりと考えれば解ける内容となっています。
管理の方法
ここで覚えていく項目は2つあります。
一つ目は、PDCAとSDCAサイクルの違い。PDCAとSDCAはうんざりするほど出題されます。頭文字がいったい何を表しているかぐらい覚えておくと問題が解きやすくなると思います。
二つ目は、問題解決型QCストーリーと課題解決型QCストーリー。
これら二つも長々と説明されていますが、覚えておくべきことは
問題解決型=現状の問題点を洗い出す
課題解決型=新しい業務へのチャレンジ、現状打破、チャレンジングなことへの挑戦。
本当にこれだけなんとなく頭に抑えておけば、大体の問題は解けると思います(笑)
たまに、QCストーリーの組み立て方について問われる問題がありますが、覚えるのも大変で出題率も低い印象にあります。なので、捨てましょう。
品質保証
ここは一番の難所です。ここの題目の出題頻度は結構トリッキーです。
とりあえず、抑えておくべき項目は大きく分けて5点。
- 品質機能展開(Qaulity Function Deployment:QFD)
- DR(デザインレビュー:設計審査)の簡単な意味。客のニーズが盛り込まれているかぐらいの認識でも可。
- FMEA(故障モードと影響解析:Failure Modes and Effects Analysis)とFTA(故障の木解析 Fault Tree Analysis)の意味。頭文字と日本語訳だけ覚えていれば結構解ける問題あり。
- 初期流動管理の意味。量産計画立ち上げの際に行う管理活動ぐらいの認識でも可。
- 工程能力調査。両側規格、片側規格、両側規格のカタヨリの公式は暗記すること。工程能力指数の1.33>は十分,1.00>は可、0.67>は不可ぐらいの認識で可
品質経営の要素
工業標準化について良く問われる印象があります。下の三つだけは押さえておきましょう
- ISO(International Standard Organization)=国際規格
- EN=地域企画
- JIS=国内規格。主務大臣(経済産業大臣、国土交通大臣)によって認定
また、QC活動(小集団活動)についても頻繁に問われます。QC活動に関しては、職場で働く人たちが自主的に改善を行う活動。ぐらいの認識さえあれば、消去法で解けます。
論理・社会的責任
ここは普通に良心があって、あたりまえのことがわかれば誰でも解ける内容です。(笑)
CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)の英語の頭文字を覚えておくとともに、軽く目を通しておけば大丈夫です。
品質管理周辺の実践活動
ここはあんまり出題されない印象があります。余裕がある人は、IE(Industrial Engineering)とVE(Value Engineering)について覚えておくと良いかもしれません。過去問では一回出題された記憶があります。
新QC七つ道具
これは絶対に覚えておく必要があります。
具体的には、親和図、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アローダイアグラム図法の5つは必ず覚えましょう。PDPCとマトリックスデータ解析法はほとんど出ません。
また、僕が紹介したテキストにはアローダイアグラム図法には丁寧に説明されていません。こちらのサイトでは、丁寧に解説されているので、一読してください。
また、テキストでは解説されていませんが、
- 連関図と特性要因図の併用
- 系統図とマトリックス図の併用
は多く出題されています。具体的な内容は覚える必要はなく、これらはセットで使われているぐらいの認識でいいので頭に入れておきましょう。
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まとめ
用語問題に関して、絶対に覚えておくべきポイントだけをまとめました。これらを覚えておけばテストでは50%以上は確実に狙えるはずです。まだこちらの記事を読んでいない方は、ぜひ目を通してください。
記事おもしろいですね。
変身遅れて大変申し訳ございません。ありがとうございます。大変励みになります。